大塚商会 中小企業白書セミナー

セミナー

大塚商会様のIT Solution Fiar in 八王子(於、東京たま未来メッセ)にて、セミナー講師を務めてまいりました。たま未来メッセは新しい建物で、とてもきれいでした!

「中小企業が生き残り、成長するために必要な取り組みとは」

「中小企業が生き残り、成長するために必要な取り組みとは」と題しまして、2022年版中小企業白書から中小企業経営に役立つヒントを厳選してお伝えする90分のセミナーでした。

主な内容

このセミナーでは、第1部で2021年度の中小企業の動向、第2部で中小企業が取り組むべきテーマを7つご紹介しました。第1部の2021年度の中小企業の動向では、中小企業の企業数や企業規模別にみた売上高の推移、倒産件数の推移などを、第2部では、中小企業が取り組むべきテーマとして、以下の7つをご紹介しました。

  1. (無形資産投資)ブランドの維持構築
  2. (無形資産投資)人的資本への投資
  3. (無形資産投資)経営者の経営力
  4. 海外展開
  5. 取引適正化
  6. デジタル化
  7. 伴走支援

能力開発に積極的だと従業員が意欲的!

人的資本への投資の項では、経営者が従業員の能力開発に積極出来かどうかと、従業員の仕事に対する意欲に相関関係があるらしいという話がとても興味深いと思いました。

経営理念で売上が増えるのか!?

また、経営理念を作ってもそれで売上が上がるわけじゃないと私もよく言われるのですが、実はそうではなく、作っている企業は労働生産性が増え、作ってない企業は増えていない、というデータも出ています。

デジタル化の取り組み

デジタル化についてもご紹介しました。近年DXというキーワードで取り上げられることが増えていますが、白書ではDXとは言わず、アナログ状態の段階1から、デジタル化によるビジネスモデルの変革や競争力強化に取り組んでいる状態(いわゆるDX化)の段階4という4段階で説明しており、少なくともデジタル化による業務効率化やデータ分析に取り組んでいる状態(段階3)になると労働生産性に大きく寄与すると説明されています。

第2-3-26図の抜粋

また、IT投資額の目安、何に投資すべきか、ITツールの4分類などもご紹介しました。

さいごに

ここでは、ほんの一部をご紹介させていただきました。中小企業の経営に役立つヒントはここにたくさん詰まっているのですが、なかなかこれが伝わっていないなー、もったいないなーと思っています。また機会があれば、中小企業白書をご紹介していきたいと思っています。

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