2回目の三宅島は自然の洗礼を受けた!

島しょ

2023年3月以来、2年半ぶり2回目となる三宅島訪問の記録です。「自然の洗礼」はちょっと大げさ(笑)なのですが、予定通り行かない難しさを実感した訪問となりました。

初めての三宅島訪問記録はこちら↓

今回は、中小企業診断士として三宅村商工会さんと事業者さんにお話を聞く、観光資源を調査する、という目的でした。ここでは観光資源調査を中心にご紹介します。

三宅島のご紹介

東京から南へ約180キロ、太平洋に浮かぶ三宅島は、活火山の島として知られる大自然の宝庫です。2000年の噴火によって全島避難を経験しましたが、その後、住民の努力により豊かな緑と人々の暮らしが戻り、今では自然の再生力と人の強さを感じられる島として注目されています。

島の面積はおよそ55平方キロメートル、人口は約2,400人。漁業をはじめとする一次産業や観光業が地域経済の中心で、火山地形を活かした観光、おいしい島魚や特産品づくりなど、多彩な取り組みが進められています。

雄山を中心に広がる溶岩台地や断崖の景観、緑あふれる森、そして透明度の高い海はまさに圧巻。ダイビングやイルカウォッチング、トレッキングなど、自然を体感できるアクティビティも豊富です。火山と共に生き、自然と調和して暮らす島民の姿が、訪れる人に深い感動を与えてくれます。

火山の力強さと人の温かさが息づく島、それが三宅島です。

(アクセス)三宅島観光協会よりhttps://www.miyakejima.gr.jp/access

初、調布飛行場

前回は往復ともに船だったのですが、今回は飛行機で行きました。調布飛行場からドルニエ228シリーズという小型プロペラ機(定員19人)です。右奥には味の素スタジアムがちらっと見えます。
窓に沿って、各1列づつの席です。搭乗手続き時に体重を申告するのですが、これは左右の重量をバランスとるためだそうです。
てっきり南側に向かって離陸すると思ったのですが、北に向かって離陸し、武蔵小金井駅の上空などを通って左に旋回しながら南に進路をとっていました。途中、横浜スタジアムや葉山あたり(?)を眼下に見ながら、海上へ出ます。そこからはもう30分程度であっという間に着きました。

火山体験遊歩道

1983年の噴火で阿古地区に溶岩流が流れ込みました。当時、520世帯、1300人が暮らしていた集落を飲み込み、その多くが溶岩の下に埋まりました。阿古小中学校も溶岩で焼け、そのすさまじさを物語っています。

前回もここは見たのですが、火山体験遊歩道に立つと、視界を埋め尽くす黒い溶岩の海と、かつての噴火が飲み込んだ凄まじい痕跡に言葉を失います 。そんな場所でありながら、溶岩の間からは多くの植物が育っており、自然の力強さを改めて感じることのできるスポットです。三宅島に行ったら必ず行きたいスポットです。

椎取神社

こちらも前回に引き続き、訪れました。この埋まってしまった鳥居も何度見ても衝撃的です。ここは2000年の噴火の際に噴火に伴う大量の火山灰が降り注ぎ、その後の大雨によって発生した泥流が神社を襲いました。鳥居の奥には屋根だけ残しで埋まってしまった本殿も残っています。時期もあるのかもしれませんが、前回よりも周りの木が生い茂っていたような気がします。

新たに建てられた社殿の奥に進むと、うっそうとした森の中にひっそりと鎮座している奥の院があります。周りには巨木が立ち並び、岩肌に守られたような場所にあり、空気もひんやりして、いかにもパワースポットという雰囲気が感じられます。

正大ストア

創業60年の歴史のある、神着地区のスーパーマーケット。生活用品から、食料品、魚などの生鮮食品、お惣菜、お弁当、お酒、お土産まで、一通りそろいます。外観はシンプルですが、店内は所狭しと商品が並んでいて、かなり品ぞろえは良さそうです。地元の皆さんにとって欠かせないお店であるとともに、三宅島にはほとんどお土産屋さんがないので、観光で来た方にとっても立ち寄っておきたいスポットです。

伊豆岬灯台

ここは今回初めて訪れた伊豆岬灯台。明治42年(1909年)に設置された、伊豆諸島で最も古い灯台。天気の良い日は神津島や新島、また富士山まで見えるという。この日はあまり天気が良くなかったものの、神津島が見えました。もともとは、伊豆半島や富士山が見えたことから「伊豆見崎灯台」と名付けられましたが、昭和24年に三宅島灯台と改称、さらに昭和41年に現在の伊豆岬灯台に再び改称されました。この岬のあたりが「伊豆岬」という地名に合わせたものだそうです。

灯台といえば、円筒形のイメージですが、この灯台は四角形で、全国的にもとても珍しいそうです。また、この近くには地層がはっきりと見える場所があり、三宅島の歴史を感じられるジオスポットでもあります。

三宅島郷土資料館

阿古地区にあった小学校跡地を再利用した施設で、島の歴史、文化、自然について学べる拠点となっています。教室ごとにテーマが設けられていて、縄文時代の遺跡から発掘された資料や噴火の歴史、民俗資料などが豊富に展示されており、三宅島独特の「富賀神社の巡り神輿」などの伝統文化についても詳しく紹介されています。

三宅村 郷土資料館
https://www.vill.miyake.tokyo.jp/kakuka/kyouikuiinkai/shisetsu/siryoukan.html

中小企業診断士が観光資源調査として訪れた以上は、ここは外してはならないスポットでした。
ちなみに、入館料は200円、展示コーナーは撮影禁止のため、写真でのご紹介ができませんでした。

天候悪化により船便で帰ることに。

郷土資料館までを1日目で回り、2日目は大路池やアカコッコ館などに行こうと思っていたのですが、夜のうちに雨が強くなってきて、飛行機は飛ばない可能性が高く、船も折り返しが決定した(本来は御蔵島と八丈島にも行って、戻ってきてから東京に向かう)ため、なんと朝6時の出航となるということで、急遽2日目の予定をあきらめて、船で帰ることにしました。

天候で飛行機が飛ばない、船が出ない、そんなことも珍しくない島しょの日常。何事も予定通りに行くばかりではありません。これはこれで良い経験ができました。

なにより、2023年の初訪問から2年経過し、当時お世話になった方々とも再びお会いすることができました。今回の訪問を通じて、現地に行き、その空気、雰囲気を肌で感じ、現地の人とお話しすることがいかに大事か、それをとても強く感じました。たった2回行っただけで、何もわかっていないのは当然ですが、これからも、三宅島も他の島にも足を運び、そこで働く事業者の皆さんの何かお役に立てることがないか、考えていきたいと思います。

また、かならず行くぞ!

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