6/10、日本経営診断学会の関東・東北部会にオンラインで参加しました。
今回オープン開催ということで、学会員以外にも開かれていると協会からご案内いただき、面白そうだったので、参加してみました。プログラムは以下の通りです。
<第 1 部 研究報告会>
第 1 報告 中小企業診断士制度の概要と資格者が直面する現状
報告者:川村 悟 氏(立正大学)
第 2 報告 経営支援の現場でいま起きていること ~広がる診断士の役割~
報告者:佐瀬 道則 氏(秋田県中小企業診断協会 会長)
第 3 報告 「目的」を基軸とした新事業設計 ~SDGs を切り口として~
報告者:秋田 舞美 氏(千葉商科大学大学院 客員教授・秋田舞美のマーケ道 代表)
第 4 報告 中小企業伴走支援モデルの再構築について~経営者の潜在能力を引き出すには~
報告者:中島 康明 氏(中小企業基盤整備機構 近畿本部 本部長)
<第 2 部 特別セッション>
シンポジウム テーマ:「中小企業診断士と支援機関の現状」
司会・パネリスト:川村 悟 氏(立正大学)
パネリスト:佐瀬 道則 氏(秋田県中小企業診断協会 会長)・秋田 舞美 氏(千葉商科大学大学院
客員教授・秋田舞美のマーケ道 代表)・中島 康明 氏(中小企業基盤整備機構 近畿本部 本部長)
学会というものには初めて参加しましたので、そもそも学会がどういうものか、全く知識なしに見ておりましたが、今回のテーマは「経営診断実務への招待 ~中小企業診断士と支援機関の現状~」ということで、中小企業診断士の在り方やどういう役割が求められるのか、などのお話を聞くことができました。
立正大学の川村先生からは、中小企業診断士という制度の成り立ちや試験制度の歴史の発表もあり、それを踏まえてどう変わってきたのかといったお話は興味深かったです。
秋田での支援の現状をお話しいただいた秋田県協会会長の佐瀬道則氏も、アパレル企業の支援事例をご紹介いただいた秋田舞美氏も、伴走支援モデルについて支援機関側のお話をしていただいた中小機構の中島康明氏も、とても勉強になりました。診断士として自分がこれからどういう支援をしていくべきなのか、考える機会となりました。
一方で、この学会に入会している診断士はほんの一部のようでもったいないなとも思いました。とはいえ、もしかしたら、今回のオープン開催がチャレンジの一つだったかもしれません。また機会があれば参加したいと思います。