Windows Server 2022のワークグループ環境でRemoteAppを公開するときの注意

IT情報

業務でRemoteAppを利用した業務アプリケーションを展開しているのですが、サーバーの入れ替えでWindows Serverの仕様が変わってしまい、結構苦労したので、自分の記録として残しておくことにします。もし似たような壁にあたっている人がいて、参考になるならぜひご利用ください。といってももちろん自己責任でお願いします。

原則、AD環境が推奨されているとのことで、ワークグループ環境で構築するにはちょっと手間がかかりました。それでも、ADしかダメと言われると厳しいので、できてよかった。

参考にしたサイト

環境構築

基本的にはここをメインに調べました。
ワークグループ環境でRDSを構築する方法(Qiita)

  • ライセンスは接続デバイスモードのみ。
  • 役割の追加手順

2022では役割の追加の画面が少し異なっていました。

役割ベースまたは機能ベースのインストール
>サーバー選択
>役割サービスは、リモートデスクトップサービスを展開して、Remote Desktop Session Hostとリモートデスクトップ ライセンスを有効化。

  • ライセンスサーバーの指定は確認方法もあって分かりやすかった。

公開したいアプリケーションの登録

PowerShellで登録する方法を記載されているサイトが多いけど、レジストリエディタで直接書き込んだ方が自分は簡単だった。

その時に、初め分からなかったのは、アプリケーションごとにキーを登録していくというところ。まあ、言われてみれば当たり前かもしれないけど。

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\TSAppAllowList\Applications\

このキー名(ここでいう、akikura)が後で重要になります。

RDPファイルの作成

RDPファイルの作成で参考になりました。
Windows Server 2012 リモート デスクトップ環境の構成について

Microsoftの公式情報にリンクを貼っていたのですが、リンク先ページがなくなってしまったので、代わりにプロパティ一覧のリンクを貼っておきます。(2024/4/14追記)

リモート デスクトップ サービスでサポートされる RDP プロパティ
リモート デスクトップ サービスで使用できるサポートされる RDP プロパティについて説明します

全部の情報を記載するのは不安だったので、初めにリモートデスクトップにアクセスして、RDPファイルを保存してから、RDPファイルを右クリックで編集で、最下段に下記の情報を追加しました。

alternate shell:s:||akikura <———— レジストリ キー名
remoteapplicationprogram:s:||akikura <— レジストリ キー名
gatewayhostname:s:
remoteapplicationname:s:商蔵奉行V11 <———- Name に記載のデータ
remoteapplicationcmdline:s:

保存して、RDPファイルをダブルクリックすれば接続できるはず!

エラー

接続デバイスモードで認証していたので、私はこのエラーには遭遇しなかったのですが、ライセンスをユーザーモードで認証していると、出るらしいです。

リモート デスクトップ ライセンスに問題があるため、このセッションは 60 分後に切断されます。システム管理者に問い合わせて、この問題を修正してください。

ワークグループでRDS(中村YXサービス)
Remote Desktop Licenseを接続デバイスモードに切り替える方法が説明されている。

終わりに

以前は、RemoteApp公開のGUIがあったのですが、ワークグループでは提供されなくなってしまったので、こんなに難しくなってしまいました。


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