私は「ジョブカンDesktop 青色申告」

IT情報

確定申告のシーズンとなりました。会計ソフトは何をお使いですか?

私の使っている会計ソフト

税理士に任せてる?あるいは手書きとか!
私は、ジョブカン会計(旧ビズソフト)社の「ジョブカンDesktop 青色申告」という会計ソフトを使っています。勤務先で使っていたこともこれを利用している理由の一つですが、税理士法人勤務のため、様々なソフトに触れる機会があり、その他の会計ソフトとの違いを見ながら、個人事業の方が使うという観点でなぜ私がこのソフトを利用しているのか、ご紹介いたします。

理由は主に、この6つ。

  1. 機能は必要十分で、なにより安い
  2. 青色控除65万控除を適用可能
  3. とにかく簡単
  4. 銀行・クレジット取り込みに対応
  5. インボイス・電帳法に対応
  6. 番外編:農業対応

理由1:機能は必要十分で、なにより安い

私が使っているデスクトップ版・ダウンロード版は、税込み5,500円(年額)。

ネット広告などでもよく見るfreeeやMFクラウド会計も最小プランでも1万円前後のところが多いです。ジョブカン会計もクラウド版は13,200円です。

私はあえて、デスクトップ版を使用しています。それは安いから。
だって、クラウドは便利だけど、ホントにそれ必要ですか?確かにクラウド版は、データの保全とか、Macでも使えるとか、他のクラウドサービスとの親和性などもありますが、取引数も多くないから、スマホで移動中に入力する必要ないし、それより費用が半分に抑えられる方が良い、と考えています。たった数千円のことではあるけど、無駄なことにはお金使いたくないので。

ちなみに、ジョブカンDesktopにはパッケージ版もありますが、別にCD-ROMとか必要ないし、紙のマニュアルももうだいぶ前になくなっていて、パッケージ版の必要性がわからないくらいです。
※他社製品からの乗り換え版というのもあるのですが、ダウンロード版の5,500円と同じ金額なので、どうしてもCD-ROMが欲しいという方以外は、乗り換えでもダウンロード版で良いと思います。

部門も使えるのですが、freeeのスタータープランでは部門に非対応です。個人事業で部門機能はそれほど要求度は高くないかもしれませんが、複数の事業をやっていて、売上だけでなく経費も事業ごとに分けて事業ごとの損益を見たい場合には部門の機能を使うと便利です。ジョブカンだとその部分は使いたい場合にはこの料金で使えるというのは強いですね。

理由2:青色控除65万控除を適用可能

ジョブカンDesktop青色申告なら、e-Tax対応とか優良な電子帳簿にも認定されていて、青色申告特別控除の65万控除を適用することができます。

漫画で解説してくれています。→青色申告特別控除のための優良な電子帳簿保存

理由3:とにかく簡単

私はあまり使わないのですが、かんたん取引帳は結構人気の機能とのことです。選んでいくだけで簿記を知らなくても記帳できてしまいます。

また、簿記に不慣れな方だけでなく、会計を本業とする我々でも使い勝手はとても良いです。動きもさくさくでストレスありません。かんたん取引帳は使わなくても、仕訳帳や振替伝票、試算表、元帳など、基本機能もすごくシンプルです。

理由4:銀行明細・クレジット明細取り込みにも対応

できるだけ入力はしたくないですよね。この機能を使えば、銀行やクレジットカードの明細を会計ソフトに取り込んでくれるし、相手先名で登録しておけるので、そのままでよいならほとんど手を加えることなく、仕訳処理が完了してしまいます。

金融機関連携はAccount Trackerを利用しています。対応している金融機関はこちら

ただ、この機能をより効率的に使いこなそうと思ったら、銀行口座やクレジットカードはできるだけ事業とプライベートは分けておいた方が良いです。混在していると、「これはプライベートだから対象外にかえて・・・」という作業が発生してしまいますので。

理由5:インボイス・電帳法にも対応

小規模企業にとってインボイスは、簡易課税とか、2割特例とか、少額特例とか、いろいろ優遇があるので、当面そんなに気にしなくてもよいとは思うのですが、それでもインボイスにはちゃんと対応している会計ソフトが良いです。税理士法人に勤めている以上、ここは譲りたくないし、インボイス制度にちゃんと対応していないソフトは会計ベンダーとしていただけない。

この価格帯のソフトで、取引先マスターもちゃんと持てて、国税庁のデータベースに照合してくれるのは最高です。

やよいの青色申告の場合、取引先の管理はスマート証憑管理側で行い、会計ソフト側ではしないので、いったん仕訳として会計データに取り込んだ後に見直すときとかは結構手間がかかりそう。経理担当者がいて、日々入力しているとかならともかく、月に1回程度入れておいて、あとで確定申告の時にまとめて見直すような小規模企業の場合にどうなのか、イメージできていない。

また、2024年1月から宥恕規程が終了し、あらためて電子取引の電子保存が義務化されたので、電子保存に対応した会計ソフトを選択すべきです。

電子取引の電子保存では、日付・金額・取引先名で検索可能であることが求められています。その情報を請求書や納品書に関連付けて保管することで、電子帳簿保存法の要件を満たしています。また、これらの帳票を仕訳に関連付けることができ、仕訳の証拠資料として証明能力が高められています。

番外編:農業対応

私も含め、関係ない人には全く関係ないけど、関係ある人には重要な話。農業所得にも対応していて、freeeだと一番安いスタータープランは農業所得に対応してないんですよね。

Amazonでも買えます。

ダウンロード版
パッケージ版

もちろん、法人対応にも対応したジョブカン会計Desktopや、見積・請求書・給与明細のジョブカン経理Desktopなどのラインナップもあります。


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